竹炭は木炭に比べミネラル分が大変多く含まれています。ミネラルの成分としては、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、マンガン、珪素、ゲルマニウムなどがあり、特にカリウムや珪素の含有量は非常に多く、真竹の竹灰には22.9%もの珪素、14.1%ものカリウムが含まれるとされています。(出典:「竹炭・竹酢液のつくり方と使い方」 池嶋庸元/岸本定吉 1999年)ケイ素は、人間の健康にも重要視されるミネラル成分で、作物においては耐病虫害性などを高めます。また、カリウムはアルカリ性を示します。
これらの竹炭に含まれる豊富なミネラルによって以下の効果を期待した使い方が考えられます。

  • 農作物の肥料 (昔の焼畑農業はこの原理)
  • 酸性土壌の中和
  • 水道水のミネラル化
  • 入浴剤効果
  • 炊飯器に入れて炊くとご飯が美味しくなる(注)

(注)竹炭と一緒にごはんを炊くとご飯が美味しくなると言われていますが、そのエビデンスを示した情報はなかなか見当たりません。ネットで見られる理由・根拠としては以下のようなものがあげられます。

  • 熱で竹炭が遠赤外線を発する為、米が内部から加熱されて美味しく炊き上がる。
  • ミネラル分も米が吸収し。美味しいごはんになる。
  • 炭を入れると、炭が水道水のカルキ臭や、米のヌカ臭さを吸着して美味しくなる。
  • 炭の弱アルカリ性がでんぷん分解酵素の働きをよくしてご飯に甘みが出る。
  • 遠赤外線が放射され炊飯器内の温度が上がりデンプン分子の運動が盛んになり、網の目構造を押し広げて水分子が入り易くなりムッチリしたご飯になる。

見つけることができたエビデンスとしては以下の研究がありました。貝沼やす子氏による研究「米飯の食味に関す る研究 (日本 調 理 科 学会 誌Vo1。36No.2(2003)」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience1995/36/2/36_88/_pdf) によれば、「竹炭を水に浸 漬すると溶 出 した無機 成分により浸 出液のpH,導電率が高くなり、浸 出液を使 って炊飯した米飯は有意に通 常の白飯よりおいしいと評価 され た。 この理 由 と しては竹 炭 浸 出液の 高 いpHに 注 目で き る。」「この炊飯液には糖や タパク質 が多く溶 出してお り,竹炭利用による炊 飯水の高 いpHが デンプンの分解促進し,食味の向上,老化抑制に働いたのではな いかと考えて いる。 」つまり竹炭から出るミネラルにより炊飯液がアルカリ性になって美味しいご飯が炊けるということのようです。あるいは、上記の色々な理由の複合的効果もあるのかもしれません。